実数aに対し、2乗するとaになるような数をaの平方根という。a>0のとき、aの平方根は正と負の2つあり、それぞれと表す。また、a=0のとき、aの平方根は0、すなわちである。a<0のとき、aの平方根は実数の範囲には存在しない。
平方根の計算規則
分母の有理化
分母に根号を含む式を、根号を含まない式に変形することを分母の有理化という。
例えばというような形で表される式は分母と分子にを掛けることで有理化することができる。
(例)
\(\frac{a}{\sqrt{b}+\sqrt{c}}=\frac{a}{(\sqrt{b}+\sqrt{c})}\frac{(\sqrt{b}-\sqrt{c})}{(\sqrt{b}-\sqrt{c})}=\frac{a(\sqrt{b}-\sqrt{c})}{b-c}\)
二重根号
例えば、というような式に対して、を満たすようなa,bの組み合わせを見つければ二重根号を外すことができる。