国内で受験できる英語系の資格・検定は数多く存在します。この記事ではその中でもおすすめの英語に関する資格・検定を目的別に厳選してご紹介します。
資格・検定一覧
総合的な英語力を測る資格
実用英語技能検定(英検)
英検は幅広い世代が受験する国内最大級の英語検定試験で、1級から5級まで、8つの級があります。英検を取得することで入試での優遇措置や大学の単位認定など、様々なメリットを受けることができます。

TOEIC Listening & Reading Test
4技能のうちのリーディングとリスニングの2技能を測る試験です。出題形式はマークシート式で主にビジネスに関する内容が出題されます。結果は10~990点のスコアによって示され、一定以上のスコアを取得することで大学での単位認定や就職活動に有利になるなどのメリットがあります。

TOEIC Speaking & Writing Tests
4技能のうちのスピーキングとライティングの2技能を測る試験です。結果は0~400点のスコアによって示されます。
TOEFL
リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能を総合的に測定する試験です。大学の単位認定や海外大学留学などに利用されています。

IELTS
リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能を総合的に測定する試験です。主にイギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダへの留学や移住希望者を対象にしています。
CASEC
CASECは語彙・リーディング・リスニングの能力を測るオンライン試験です。受験後すぐに結果が表示され、スコアとTOEIC、英検級の目安が確認できます。
日商ビジネス英語検定
日本商工会議所が実施する、ビジネス英語の能力を測ることに特化した資格です。企画書や報告書、電子メールの作成など、企業で日常的に使用する実用的な知識が問われます。

GTEC
ベネッセコーポレーションが主催する、4技能の能力を測る試験です。小学生・中学生向けのGTEC Junior、中学生・高校生向けのGTEC、大学生・社会人向けのGTEC Academic/Business の3種類の試験があります。
TEAP
TEAPは上智大学と日本英語検定協会が共同で開発した、大学で学習・研究する際に必要とされるアカデミックな場面での英語運用力をより正確に測定するテストです。英検準2級〜準1級程度の難易度で、日本の高校生の英語を測定するのに最適なレベルとなっています。
特定分野の能力を測る資格
英単語検定
英単語力を測るための検定試験です。1級から5級まで、7つの級があり、1級では目安として15000語(ネイティブレベル)の語彙数が要求されます。
VERSANT
VERSANTはオンライン上でいつでも受験できるスピーキング・リスニングテストです。

翻訳・通訳に関する資格
JTFほんやく検定
産業翻訳のレベルを測る検定で、1級から3級までの3つの級があります。2級以上の級に合格した場合、一部の翻訳会社でトライアルが免除されたり、JTF公式Webサイトにある「検定合格者リスト」にプロフィールを掲載できたりといった特典があります。
翻訳実務検定(TQE)
産業翻訳分野のプロフェッショナルな翻訳者としての能力を認定する検定です。3級(70点以上)を獲得すると「翻訳実務士®」として認定されます。
文芸翻訳検定
文芸翻訳に必要な英語の読解力・日本語の表現能力・一般教養のレベルを判定する試験です。1級から5級まで、6つの級があり、準1級・1級に合格するとホームページにプロフィールが掲載されます。
ビジネス通訳検定(TOBIS)
企業・団体で活躍する通訳者のスキルを判定する試験です。通訳の技術、ビジネス上でよく使われる英語の語彙力、およびビジネスの基礎知識を測定し、結果に応じて1級~4級が認定されます。

目的別のおすすめ資格
総合的な英語力の測定
自身の総合的な英語力を知りたい場合は英検やTOEICのような汎用的で人気のある検定がおすすめです。英検やTOEICを受験することで合否やスコアといった指標が示されるため、自身の英語力を客観的に確かめることができます。
また、英検やTOEICは受験者が多く、合格や高スコアを獲得するための勉強法が確立しているため、学習方法に迷わずに段階的に学習を進めることができるといった点もメリットとしてあげられます。
入試・留学に利用
英検やTOEIC、TOEFL、GTEC、TEAPといった試験で一定以上のスコアや級を取得することで、多くの大学で入試の優遇措置を受けることができます。優遇措置の内容は大学によって異なりますが、共通テストの「英語」が満点扱いになったり個別試験の点数が加点されたりといった措置が主に受けられます。
海外の大学へ留学するためには、多くの場合TOEFLまたはIELTSのどちらかを受験する必要があります。TOEFLは主にアメリカの大学、IELTSはイギリスやオーストラリアなどの大学で利用されており、希望する大学や問題の相性などを考慮してどちらの試験を受けるかを決めると良いでしょう。
履歴書の記載
修飾・転職活動を有利に進めるために履歴書に記載することを目的とする場合、TOEICや英検といった知名度の高い検定がおすすめです。特にTOEICを重視する企業が日本には多いため、英検とTOEICで迷う場合はTOEICの方が無難な選択肢といえます。
一般的に、履歴書に記載できるのはTOEICであれば600点以上、英検であれば2級以上が目安と言われています。基本的にはTOEIC600点の方が英検2級よりも取得難易度が高いため、TOEIC600点が実力的に厳しい場合は英検2級取得を目指すのも一つの選択肢と言えるでしょう。
外資系企業や英語力を重視する企業の場合、TOEIC730点以上や英検準一級以上が目安とされます。TOEIC730~800点程度であれば英検準一級よりも取得難易度がやや低いため、これらの企業への就職・転職を視野に入れているのであればTOEICの受験をお勧めします。
英語を仕事にしたい場合
翻訳や通訳など、英語を直接仕事に結び付けたい場合はほんやく検定やビジネス通訳検定がおすすめです。翻訳や通訳の仕事をするためには必ずしも資格は必要とはされません。しかし、これらの資格を取得しておくことで自らのスキルを客観的にアピールでき、仕事の獲得につながりやすくなるメリットが考えられます。また、ほんやく検定や翻訳実務検定の資格を取得するとHPにプロフィールを記載できたり、翻訳者として登録できたりといったメリットがあり、そこから仕事の獲得につながる可能性もあります。
まとめ
以上、国内で受験できる英語系の資格・検定を紹介しました。英語系の資格は数多くありますが、留学を志すならTOEFLまたはIELTS、就職活動を有利に進めたいならTOEICといったように、自分の目的にあった資格を取得することが重要です。