「英文解釈の技術100」について

基本情報

ページ数230
発行年2009年
分野英文解釈
問題数例題:100
演習:100
習得時間70~125時間
レベル

書評

特徴

本書は英文解釈用の参考書である。本書の内容を学ぶことで、複雑な英文の文構造の読解・和訳が可能になる。同シリーズに「入門英文解釈の技術70」「基礎英文解釈の技術100」があり、それぞれ難易度が異なる。

難易度

本書はシリーズ中最もレベルの高い参考書である。東大・京大などの最難関大学を志望する受験生を主な対象としている。語彙・文法の知識が乏しい状態で本書に取り組んでも問題・解説に歯が立たず、修得に困難を伴う。語彙であれば「ターゲット1900」、文法であれば「Next Stage英文法・語法問題」レベルの参考書を修得し、基礎的な英文解釈ができるようになってから本書に取り組みたい。

構成

章立てについて、本書は100の例題を15のテーマに分けて整理している。テーマとしては、文の要素・関係詞節・等位接続詞・that・準動詞・名詞構文・仮定法・比較・否定・倒置・挿入などについて扱っている。

ページの構成について、本書は見開き2ページで1つの例題を扱っている。左ページ上部に例題があり、その下から1ページ半程度のスペースに例題の解説、さらにその下に例題の全訳、演習の英文が載ってある。また、ページ下部(フッター部)には例題と演習の単語・熟語訳が載ってある。演習の解答・解説は別冊になっている(全47ページ)。

例題の主な出典

  • 東京大学…9
  • 早稲田大学…6
  • 京都大学…4
  • 大阪大学…4
  • 神戸大学…4
  • 名古屋大学…4
  • 慶応義塾大学…4
  • 一橋大学…3
  • 東北大学…2
  • 九州大学…1
  • 北海道大学…1