関係詞の分類と用法
一語で接続詞とほかの品詞(代名詞・形容詞・副詞)の働きを同時にする語のことを関係詞(relative)という。関係詞はそのはたらきにより関係代名詞・関係形容詞・関係副詞の3種類に大別される。
関係詞は直後に節を伴い、直前にある名詞を修飾する(限定用法)、あるいは直前の名詞または節を補足説明する(継続用法)。例えば、I have a daughter who lives in Tokyo. という文では who 以下が a daughter を修飾し、「私には東京に住んでいる娘が一人いる。」という意味を表し、I have a daughter, who lives in Tokyo. という文では who 以下が a daughter を補足し、「私には一人娘がいて、東京に住んでいる。」という意味を表す。また、関係詞が修飾している語句のことを先行詞(antecedent)という。
関係詞の種類
関係代名詞
関係詞節中で名詞として働いている関係詞のことを関係代名詞という。関係代名詞 which,who は格によって語形変化する(=曲用をもつ)。
関係代名詞の一覧
- that
- which
- who
- what
- whichever
- whoever
- whomever
- whatever
- as
- but
- than
関係形容詞
関係代名詞の what,which が直後に名詞を修飾して形容詞として働くことがあり、これを関係形容詞という。
関係形容詞の一覧
- what
- which
- whatever
- whichever
関係副詞
関係詞節中で副詞として働いている関係詞のことを関係副詞という。関係副詞の種類は先行詞の意味によって決定される。
関係副詞の一覧
- where
- when
- why
- how
- wherever
- whenever
- whyever
- however