can
〈可能、可能性、許可〉などの意味を表す。主語が二人称かつ疑問文の場合、will と同様〈依頼、願望〉の意味を表す。
否定語 not を直後に置く場合、しばしば単語同士が結合して cannot の形をとる。
be able to do で代用ができ、特に法助動詞の重複を避けるために用いられる。ここでの be は本動詞、able は形容詞であり、第二文型のコピュラ文をつくっている。
could
can よりもやや弱い、あるいは丁寧なニュアンスをもち、概ね代用できる。また、仮定法や時制の一致など can の過去形としても用いられる。
慣用表現
・cannot[can never] do too A「いくら~してもしすぎることはない」
Aには形容詞が入る。例として、 cannnot be too careful は be too careful 「注意しすぎる」を cannnot で否定しているため、「いくら注意してもしすぎることはない」という意味なる。
・cannot[can never] ~ enough「いくら~してもしきれない」
cannot do too A と異なり形容詞を必要としない。形容詞を用いる場合は enough の前に置く。
・cannot help doing「~せざるを得ない」
can の後の help は「~を避ける」という意味になり得る。また、ここでの doing は動名詞で help の目的語である。
・cannot (help) but do「~せざるを得ない」
cannot help doing よりもやや文語的な言い回しとなる。
・can’t[couldn’t] have done「~だったはずがない」
must have done の否定形。ここでの can は〈可能性〉の意味を表している。
ex.
It can’t be true.「そんなわけがない。」
I can’t thank him enough.「彼には感謝してもしきれない。」
may
〈推量、許可〉の意味を表す。しばしば can に代用されるが、微妙に用法が異なる場合がある。例えば、Can I ~? が動作を行う能力があるか尋ねているのに対し、May I ~? は動作を行って良いか(特に目上の人物に対して)尋ねている。
might
may よりも控えめ、あるいは丁寧なニュアンスを表す。また、仮定法や時制の一致など may の過去形としても用いられる。
慣用表現
・may[might] well do「~するのももっともだ」
ここでの may は〈推量〉の意味。well は副詞で推量の度合いを引き上げている。
・may[maight] as well do (as do)「~した方が良い(ましだ)」
as は副詞であり、文末の接続詞 as 以下が省略されている、すなわち原級比較の文である。
・may[might] have done「~だったかもしれない」
May I ask your name?「お名前を伺ってもよろしいでしょうか。」
You may well think so.「あなたがそう思うのももっともだ」
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