第4文型・第5文型

第4文型(SVOO)

主語+動詞+間接目的語(与格)+直接目的語(対格)で構成される文を第4文型という。間接目的語は〈人〉、直接目的語は〈物〉を表す名詞をとる。

第4文型は完全他動詞の中でも give や tell、あるいは take など「与える」または逆に「奪う」といったニュアンスの動詞をVにとる。因みに、それらの動詞のことを一般に授与動詞という。

第4文型の文は、多くの場合第3文型の文に書き換えることができる。その場合、直接目的語を動詞の直後に置き、間接目的語を to や for を伴う前置詞句に書き換えて後置する。例えば、He gave me a book.  という第4文型の文は、He gave a book to me. と書き換えられる。

書き換えの際にとる前置詞は動詞の種類によって決められる。give や show、hand のように直接相手に「与える」動詞の場合は前置詞に to を用い、そうでない動詞の場合は for を用いる。例外として、ask のみ前置詞にofを用いる。また、take、cost、save などの動詞は第3文型に書き換えることができない。

第4文型をとる動詞の例

単語意味
give~を与える
tell~を伝える
show~を見せる
allot~を割り当てる
pass~を手渡す
buy~を買う
make~を作る
cook~を料理する
take~がかかる
cost~がかかる
save~が省ける
ex.
My father gave me a watch. = My father gave a watch to me.「父は私に時計を買ってくれた。」
I will buy her the neckless. = I will buy the neckless for her.「私は彼女のためにネックレスを買うつもりだ。」
I asked him a question. = I asked a question of him.「私は彼に質問をした。」

第5文型(SVOC)

〈主語+動詞+目的語+補語〉で構成される文を第5文型という。第5文型の文では目的語と補語の間に=関係あるいはSV関係がみられる。

第5文型の補語のことを目的格補語という。目的格補語の品詞は動詞の種類によって決められる。

使役動詞(make,have,let)、知覚動詞(see,hear,listen to,think,findなど)

基本的にVが使役動詞、知覚動詞の場合にのみ補語に原形不定詞を用いる。また、ほかの動詞と同様に分詞や形容詞も補語にとることができる語もある。

allow,permit,want,force,compel,urgeなど

補語にto不定詞を用いる。受動的な意味を表す際は過去分詞を用いる。

help

補語に原形不定詞、to不定詞の両方を用いることができる。また、原則として目的語には「人」を表す語を置く。

keep,leave

補語に形容詞、分詞を用いる。

regard,view,recognize,define,interpretなど

V A as Bの形をとり、「AをBとみなす」のように訳出する。as Bが前置詞句(=副詞相当語句)のため形式上は第3文型とみなされるが、Aとas Bの間に=関係がみられるため、意味上の観点から第5文型と解釈することができる。また、B の部分に分詞などの形容詞相当語句が用いられる場合があり、この点も個の構文を第5文型だとみなすことについての妥当性を高めている。

ex.
My mother made me go shopping. 「母は私を買い物に行かせた。」
They call me Jack. 「彼らは私のことをジャックと呼ぶ。」
I saw him running. 「私は彼が走っているのを見かけた。」
You had better keep the door locked when you are out. 「外出するときはドアに鍵をかけておいた方がいい。」
Someone must have left the window open.「誰かが窓を開けっぱなしにしたに違いない。」
I helped my brother do his homework last night.「私は昨夜弟の宿題を手伝った。」

第1文型・第2文型・第3文型

文の要素

動詞の前後に置かれる語についてのルールのことを文型といい、主語や目的語など、動詞の前後に置かれた種々の語が担う役割のことを文の要素という。文の要素は動詞を含めると、主語動詞目的語補語修飾語の5種類に分類される。

文型はどの文の要素が英文に使用されるかを示す。主語と動詞はいずれの文型にも用いられる。目的語は第3文型・第4文型・第5文型、補語は第2文型・第5文型に用いられる。修飾語の有無は文型の分類とは無関係である。 続きを読む 第1文型・第2文型・第3文型