助動詞ought,used,need,dare

ought

〈義務、当然〉という意味を表し、概ね should と代替できる。直後には原形不定詞ではなく to不定詞を置き、否定語は ought の直後に置く(ought not to do の形をとる)。また、ought は過去形を持たない。

ought (not) to have done の形で should (not) have done と同様の意味を表す。

used

過去の反復的な動作や過去の状態を表し、ought と同様直後に to不定詞を置く。否定文にする際は、used not to do または didn’t used to do の形になる。used not to do の方が文法上は妥当だが、一般的には didn’t used to do の方がよく使われている。

ex.

We used to play in this park everyday.「私たちは毎日この公園で遊んでいた。」

I didn’t used to smoke.「以前は煙草を吸っていなかった。」

need

「~する必要がある」というような意味を表し、否定文と疑問文のみに用いる。hardly や scarcely などの準否定語を伴った文にも使用できる。概ね don’t have to と代用が可能である。

助動詞 need には過去形が存在しない。need not have done で過去の意味を表す。

ex.

You needn’t pay money.「お金を支払う必要はありません。」

Need I go there? 「そこに行く必要がありますか?」

dare

「あえて~する」というような意味を表し、need と同様に否定文と疑問文のみに用いる。過去形として dared があるが、現在形でも過去の意味を表す場合がある。

I dare say[daresay] ~ で「おそらく~だろう」というような意味を表し、慣用的に肯定文を用いる。その他慣用表現として、How dare you ~![?] で「よくもまあ~できるものだ」というような意味を表す。

ex.

He daren’t do such a thing.「彼にはとてもそんなことをする勇気はない」


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